山深き遠野の里の物語せよ

菊池照雄 著

娘が山にはいった、山女になって姿を見せた。山男を見たといった話は、遠野盆地を風のようにかけめぐった。それは実話であり、今でいうニュースであった。全部ではないにせよ、『遠野物語』の世間話や風説に関しては、昭和初年頃までは、それがどこの家のだれのことというのは公認の情報であった。遠野出身の民俗学者が、足で歩き、戸籍を調べ、聴耳を立てて、哀切で衝撃的な物語の事実の輪郭を復原する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 山に消えた娘たち
  • 山男の影
  • 河童と淵神
  • 漂泊する物語
  • 伝承の里、家と人と

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 山深き遠野の里の物語せよ
著作者等 菊池 照雄
書名ヨミ ヤマ フカキ トオノ ノ サト ノ モノガタリセヨ
出版元 梟社
刊行年月 1989.6
ページ数 253p
大きさ 20cm
NCID BN03593334
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全国書誌番号
89047519
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言語 日本語
出版国 日本
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