中野美代子, 武田雅哉 編訳
『点石斎画報』は、今から約百年前上海で創刊された石版印刷の画報である。現代の写真週刊誌の先駆といえようか。さて、1884年創刊以来、『点石斎画報』に13年間にわたって描かれた絵は、四千数百点に及ぶ。この膨大な絵の中に、清末人たちの夢みたユートピア、西欧文化との接触によってひきおこされた驚愕・興奮・誤解が横溢する。百年前の世紀末中国人が構築した世界像をどう読み解くか?美術史、文学史、科学史、宗教史、社会風俗史…あらゆる角度からの可能性を秘めて、今未知の扉が開く。
「BOOKデータベース」より
[目次]
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ