人類の知的遺産  56

小此木 啓吾【著】

19世紀の科学的知性を心の世界に向け変え、20世紀の思想・芸術に衝撃的な影響を及ぼしたフロイト。その独創になる精神分析は、人間の潜在意識の領域に挑んで性欲動(エロス)と自己破壊(タナトス)にかられる無意識界を直視させた。本書は、膨大な全集から精選した著作と論文を通して、彼個人の夢や失錯行為の自己分析および臨床経験など、身近で具体的なフロイトの精神分析を理解できるよう配慮した。フロイトの思想体系を総合的にとらえた研究書。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 フロイトの思想(フロイト思想の概観
  • 精神分析理論の展開
  • 精神分析の応用分野)
  • 2 フロイトの生涯と思想形成(神経病医フロイト
  • 精神分析の誕生
  • 性の抑圧=偏見との闘い
  • 自己分析の道
  • 反発‐名声‐離反
  • 闘病と苦難)
  • 3 フロイトの著作(著作概観)
  • 4 フロイトと現代(ウィーン・チューリッヒにおける批判的展開
  • 米国における適応と繁栄
  • イギリス学派の動向
  • フランス・スイスにおける哲学と精神分析
  • フロイトと社会変革の思想
  • 日本の精神分析)
  • 年表
  • 文献案内

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 人類の知的遺産
著作者等 小此木 啓吾
書名ヨミ ジンルイ ノ チテキ イサン
書名別名 フロイト
巻冊次 56
出版元 講談社
刊行年月 1978.4
ページ数 420, 8p
大きさ 18cm
ISBN 4061588605
NCID BN00412397
BN03102239
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全国書誌番号
78013743
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言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

著作名 著作者名
フロイト 小此木 啓吾
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