地方史の新視点

地方史研究協議会 編

三重県は日本古代の政治や文化の中心であった畿内に近接する一方、海を通じて東日本とのつながりも密接である。伊勢神宮と仏教との関係や地域文化への影響など極めて多方面に及んでいる。地域の歴史像を描く。

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さまざまな社会状況の変化や意識の多様化は,これまでの地方史研究のあり方を検討する時期に来ている。そうした状況をふまえ、地域に即した研究方法や理念などをどう進めるかについての新たな視点と方法を具体的に考えていく。

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[目次]

  • 三重と中央(三重の中世文化について
  • 戦国期における畿内近国大名の権力構造-北畠氏を中心として
  • 筒井定次の国替と伊賀上野
  • 伊勢商人と江戸
  • 三重県における明治中期、鉄道ブームの動向)
  • 地域の諸相(伊勢市域の弥生遺跡-宮川下流域の弥生文化の様相
  • 南伊勢の前期古墳
  • 熊野の名について
  • 門前町山田の都市構造と機能展開
  • 白子浦の積荷問屋竹口家について
  • 伊勢暴動の処理過程についての若干の考察-鎮撫掛・鎮撫探偵捕縛掛をめぐって)
  • 伊勢神宮の信仰と経済(神郡の田租をめぐって-伊勢国神郡を中心に
  • 中世における神宮経済の一考察-神宮周辺の所領を中心に
  • 神宮法楽大般若経蔵について
  • 中世の時宗教団と伊勢国
  • 伊勢神宮と勧進-寺院・橋・殿舎を中心として)
  • 研究動向と史料保存(伊賀史研究の過去と今後の課題
  • 三重県内の史誌編さんと史料保存)

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[目次]

  • 地方史研究の視点と方法(地方を考える視点-中央と地方のあいだ
  • 古代における地域と開発-三ッ寺1遺跡の性格をめぐって
  • 近世初頭、江戸周辺の代官支配について-小泉代官を事例として ほか)
  • 自治体史編纂をめぐって(市町村史の理想
  • 地方史誌編纂と編纂体制
  • 市史づくりの問題点-地方史研究の諸潮流の成果と欠陥を考えながら)
  • 史料の保存・整理と利用(近世地方史料の整理論の動向について-所蔵目録作成の立場から
  • 近世・近代史料所在情報の収集・整備に向けて
  • 記録管理と史料保存-大学の文書館)
  • 地方史研究と歴史教育・地域社会(地方史と歴史教育をめぐって
  • 地域史研究のあり方と歴史教育の課題-日本近現代史研究における在日朝鮮人問題を例にして
  • 地方史研究者をとりまく研究条件 ほか)

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この本の情報

書名 地方史の新視点
著作者等 中村 頼道
中野 美智子
佐久間 好雄
吉田 俊純
吉田 優
地方史研究協議会
奥田 晴樹
安岡 憲彦
小川 信雄
小川 千代子
山内 譲
山田 哲好
斉藤 司
斎藤 博
新井 勝紘
田中 圭一
由谷 裕哉
藤本 篤
西垣 晴次
関口 功一
書名ヨミ チホウシ ノ シンシテン
出版元 雄山閣
刊行年月 1988.10
ページ数 347p
大きさ 22cm
ISBN 4639007760
NCID BN02772418
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
89006796
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

著作名 著作者名
ムラの宗教史 西垣 晴次
企業における社史史料管理の実態 中村 頼道
全国歴史資料保存利用機関連絡協議会の歩み : 文書館法制定に向けての歩み 佐久間 好雄
古代における地域と開発 : 三ツ寺I遺跡の性格をめぐって 関口 功一
地域史の視点と歴史運動 : 「五日市憲法」研究の体験から 新井 勝紘
地域史研究のあり方と歴史教育の課題 : 日本近現代史研究における在日朝鮮人問題を例にして 小川 信雄
地域民俗学からエスノグラフィへ : 『地方史と民俗学』問題再考 由谷 裕哉
地方を考える視点 : 中央と地方のあいだ 田中 圭一
地方史と歴史教育をめぐって 奥田 晴樹
地方史研究への模索 : 新土佐史料の発足をめぐって 安岡 憲彦
地方史研究者をとりまく研究条件 山内 譲
地方史誌編纂と編纂体制 藤本 篤
市史づくりの問題点 : 地方史研究の諸潮流の成果と欠陥を考えながら 齊藤博
市町村史の理想 吉田 俊純
江東区大会レポート・一九八六年 吉田 優
記録管理と史料保存 : 大学の文書館 小川 千代子
近世・近代史料所在情報の収集・整備に向けて 山田 哲好
近世初頭、江戸周辺の代官支配について : 小泉代官を事例として 齊藤司
近世地方史料の整理論の動向について : 所蔵目録作成の立場から 中野 美智子
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