第二の産業革命の引き金になるといわれている高温超電導体の誕生には、レアメタルの存在を抜きにして語れない。レアメタルは電子・光材料、半導体材料、磁性材料、超電導材料、ニューセラミックス材料などの次世代材料の開発のなかで、非常に多彩な機能発現の宝庫として注目を集めている。しかし、資源的には有限で残り少ない金属も多い上に、地球上の一部地域に偏在している。世界の動向を左右しかねないレアメタルが、どこにどれくらいあり、何に使われようとしているのか、日本の備蓄状態は大丈夫なのかなど、詳細に解説した。
「BOOKデータベース」より