痛みとはなにか : 人間性とのかかわりを探る

柳田尚 著

痛みはよくからだの警報信号といわれるが、それだけが痛みの役割ではない。警報信号として役立たず、苦痛のみを与える痛みがあり、また、からだのなかに原因となる病気や傷害がないのに、本人が痛みを訴えつづける「慢性痛」という痛みもある。痛みは生理的な現象であると同時に、「心」や人間性にかかわる複雑な性質をもっている。痛みをなくすことは治療の第一の目的であるのに、痛みは現代医療のなかでいまなお放置され、誤解されている。痛みの正確な診断や適切な治療は、まず痛みの本質を知ることから始めなければならない。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 痛み-その未知なるもの
  • どのような感覚を痛みとして表現しているか
  • 痛みは果たして警報信号か
  • 痛みの多面鏡
  • 痛みのメカニズム
  • 慢性痛(痛み症候群)という新しい概念
  • 痛みを消すための努力
  • 痛みへの総合的な挑戦
  • 痛みの研究
  • 誰もが「痛み」とは無縁ではあり得ない

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 痛みとはなにか : 人間性とのかかわりを探る
著作者等 柳田 尚
書名ヨミ イタミ トワ ナニカ
シリーズ名 ブルーバックス
出版元 講談社
刊行年月 1988.9
ページ数 240, 3p
大きさ 18cm
ISBN 4061327488
NCID BN02657781
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
89001904
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想