仕掛けとしての文化

山口昌男 著

硬直化した日常生活の「秩序」の枠を打ち壊し、人間が本来持っていた宇宙的活力を蘇らせるものは何か…!?著者は、サーカス、道化、祝祭、演劇、映画など、日常の退屈な現実を挑発する祝祭的世界こそが、都市空間の活性化の源泉であり、人々の感性を解き放つ<仕掛け>としての文化を創り出していることを、鋭くかつ大胆に解明する。これまで見過ごされがちであった「周縁」文化に、文化人類学的視座から光をあてた好評論集である。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 笑いの人類学-コミック或いはコスミックな笑い
  • サーカスの詩学
  • メリエスと世紀末の想像力
  • 宙吊りになった劇空間-ロイヤル・シェークスピア劇団を見て
  • メイエルホリド或いは感受性の革命
  • ヴェーデキントの遍歴時代
  • 一つの芝居を見るための様々な文脈-コメディア・デラルテとの出遭い
  • レコードのなかの絵画-ペルゴレージ「恋するフランシスコ教団僧」
  • サティとその同時代人
  • メディア考現学
  • E.プリチャード卿の死と人類学の新しい方向
  • シェークスピアとの出会い方
  • ケストナーに始まりダールに終わる-私の蔵書整理法
  • 世代論の再燃のために-回想の花田清輝
  • 周縁性の文学-夢野久作
  • 武田秀雄のフィールド・ワーク
  • 小説の仕掛けと文化の仕掛け-バルガス・ジョサについての巨視的な寸言〔ほか〕

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 仕掛けとしての文化
著作者等 山口 昌男
書名ヨミ シカケ ト シテノ ブンカ
シリーズ名 講談社学術文庫
出版元 講談社
刊行年月 1988.3
ページ数 492p
大きさ 15cm
ISBN 4061588230
NCID BN0241710X
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全国書誌番号
88029260
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言語 日本語
出版国 日本
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