構造としての語り

小森陽一 著

作品を論じつつ作家について語った書物はざらにあり、そこに文体論を加えたものも珍しくはない。しかし読者論を合せたものとなると稀であり、さらに言語の深奥への洞察をも備えたものとなれば希有である。これはまさにその希有な一冊だ。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 近代小説と<語り>(小説言説の生成)
  • 近代的<語り>の発生(葛藤体としての<語り>
  • <語り>の空白/<読者>の位置
  • 物語の展開と頓挫)
  • <人称>と<語り>の主体(視点と<語り>の審級
  • <記述>する「実境」中継者の一人称
  • <語る>一人称/<記述>する一人称
  • <語り>と物語の構成)
  • <書く>ことと<語る>ことの間で(『坊っちゃん』の<語り>の構造
  • 『心』における反転する<手記>)
  • <語る>ことから<書く>ことへ(『蝿』の映画性
  • エクリチュールの時空
  • 文字・身体・象徴交換)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 構造としての語り
著作者等 小森 陽一
書名ヨミ コウゾウ ト シテノ カタリ
出版元 新曜社
刊行年月 1988.4
ページ数 541, 7p
大きさ 20cm
ISBN 478850300X
NCID BN02194785
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全国書誌番号
88042753
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言語 日本語
出版国 日本

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