音の科 : 有馬大五郎論述集

有馬大五郎 著

音楽学者、音楽教育家、声楽家、さらにNHK交響楽団の副理事長、国立音楽大学の学長と多彩な生涯を送った、有馬大五郎の論文、論説、所信、エッセイと全700余篇のなかから100篇を選んで1冊にまとめた。ウィーン大学で学んだ著者は、当然西洋音楽を正しく日本に紹介するという課題をもつが、第二次大戦をはさんで研究、思索の対象としたのは、"日本人の音楽、音楽文化"とその在り方であった。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 日本人の音楽(民謡音楽採集の諸問題
  • 日本人音楽の特性と国際性
  • 日本和声と国民歌
  • 邦楽の音グループとそのソルミゼーション視唱)
  • 2 音楽教育・教育音楽(日本音楽文化の創造と学校音楽教育
  • 邦楽も教育音楽に
  • 初等教育における音楽に何をのぞむか)
  • 3 ヨーロッパの音楽(バッハの世界
  • モーツァルトを訪ねて
  • ベートーヴェン生誕200年を記念して
  • シューベルトの鑑賞
  • バイロイト音楽祭の話
  • ブルックナーの逸話
  • マーラー紹介
  • リヒァルト・シュトラウスにおけるロマンティシズム
  • マックス・レーガーを聴く)
  • 4 N響(日響インスペクター
  • ウェスの日常
  • ロイブナー氏を迎えて
  • パウル・クリングより得るもの
  • サヴァリッシュに近づいて
  • 「尾高賞」選考についての新方向)
  • 5 国立音楽大学(クロイツァー先生の教室参観
  • 入倉先生の意見と学生歌
  • 音楽文化の基盤たれ)
  • 6 ウィーン、オーストリア(発明の志を許されぬオーストリア国音楽学校の学生生活
  • ウィーン国立オペラ
  • ウィーンと室内楽と)
  • 7 ヨーロッパの演奏家(ワインガルトナーの入朝を迎えて
  • フルトヴェングラーの印象
  • クルト・ウェスとトーンキュンストラー・オーケストラ
  • ブルックナーを、そしてカラヤンを語る)
  • 8 その他(音楽精神の喪失
  • 民衆音楽の現状
  • 『日本和声の基礎』を読む
  • 音楽の本質)
  • 9 プロフィール(身体の大きい有馬さんが欧州へ
  • 声楽家として
  • 往年のテナー、いまは音楽美学研究)
  • 10 有馬先生を偲ぶ

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 音の科 : 有馬大五郎論述集
著作者等 有馬 大五郎
書名ヨミ オト ノ シグサ
出版元 音楽之友社
刊行年月 1987.11
ページ数 672p
大きさ 24cm
ISBN 4276120306
NCID BN01775807
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全国書誌番号
88050674
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言語 日本語
出版国 日本
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