自立神話を超えて : 女たちの性と生

天野 正子【著】

時代は「女の自立」から「女と男の自立」へ、さらには「女と男の共生」の時代へと移りつつあるといわれる。しかし、女たちはほんとうに自立を願っているのだろうか。自立への願望を自明のものと前提していいのだろうか。それも定かでないままに、ことばだけが先走りしてしまったのではないか-。いま一度、色あせてしまった「自立」ということばに、また、それと背中あわせになった「共生」ということばに、新しく生命を吹きこんでみたい。そして女と男の自立と共生を可能にする社会はどんな社会か、そのために家庭や労働の場や、ひいては女と男の関係のあり方をどう変えていったらよいのか。その、どうみてもたやすいとはいいがたい作業を、気負わず根気よく、しなやかにつづけていくほかに、問いかけにこたえる道はない。この本は、そういう想いでかきつづってきた文章を集めたものである。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 女たちの新しい世代へ
  • 1 女たちの性と生(性と生のあいだ-性関係の未来
  • 女と母親のあいだ-「母性」から「育児性」へ
  • 女のなかの家族-家族をひらく)
  • 2 共生へのライフスタイル(使う側からつくる側へ
  • 生きた「実学」の誕生
  • 学びの構造)
  • 終章 女たちの軌跡-データに見る、その戦後40年

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 自立神話を超えて : 女たちの性と生
著作者等 天野 正子
書名ヨミ ジリツシンワオコエテ : オンナタチノセイトセイ
出版元 有信堂高文社
刊行年月 1987.4.25
ページ数 240p
大きさ 19cm(B6)
ISBN 4842065214
NCID BN01630098
※クリックでCiNii Booksを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想