戦間期日本繊維産業海外進出史の研究 : 日本製糸業資本と中国・朝鮮

藤井光男 著

近代産業史の空白を埋める実証分析。戦間期日本繊維産業の海外進出は、わが国企業による海外直接投資活動の典型的一ルーツとして、きわめて重要な位置を占める。本書は、戦前戦後の研究史を博捜しつつ、その空白として残されてきた日本製糸業資本の中国・朝鮮への進出活動の実態を、現地民族蚕糸業との相関に配慮しつつ、体系的に解明した著者〓生の実証的研究である。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1編 戦間期日本製糸業の発展と海外進出の背景(日本製糸業の産業的特質と海外進出要因
  • 日本製糸業の成熟と製糸独占資本の活動
  • 製糸独占資本の多角化活動と財閥の関与)
  • 第2編 戦間期中国蚕糸業と日本資本の進出活動(19世紀末・20世紀初頭の中国蚕糸業
  • 外商資本・買弁による上海糸廠の生成
  • 第一次世界大戦期中国民族糸廠の勃興
  • 1920年代までの日本資本の進出活動
  • 恐慌後の国民党経済政策と民族蚕糸業
  • 日中戦争下の華中蚕糸(株)の活動と民族糸廠)
  • 第3編 戦間期朝鮮蚕糸業の支配と日本資本による直接投資活動(19世紀末・戦間期までの朝鮮蚕糸業の位置づけと動向
  • 1930年代までの朝鮮蚕糸業地域と養蚕農民の実態
  • 朝鮮総督府による植民地蚕糸業政策の展開
  • 1920年代以降における日系有力資本の本格的進出
  • 日系有力諸資本による直接投資活動の実態
  • 日系有力諸資本の高収益と日本中小製糸・養蚕団体の反発
  • 朝鮮小零細養蚕農民の抵抗と商業的農業の帰趨)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 戦間期日本繊維産業海外進出史の研究 : 日本製糸業資本と中国・朝鮮
著作者等 藤井 光男
書名ヨミ センカンキ ニホン センイ サンギョウ カイガイ シンシュツシ ノ ケンキュウ
出版元 ミネルヴァ書房
刊行年月 1987.9
ページ数 777, 27p
大きさ 22cm
ISBN 462301763X
NCID BN01391758
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全国書誌番号
88000707
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言語 日本語
出版国 日本
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