重臣たちの昭和史

勝田龍夫 著

ついに中国で戦火の狼煙が上がった。近衛内閣は三国同盟に踏み切ったが、一方で失望を隠せなかったのは、「一体、どこに国を持って行くんだか」と呟いた西園寺公だった。戦線は拡大し、ついには日米開戦に-。昭和天皇の側近のみが知り得た事実を基に、昭和二十年夏に向かう秘史に迫る!

「BOOKデータベース」より

木戸幸一、近衛文麿、そして原田熊雄。三人は元老・西園寺公望門下生で、"園公三羽烏"と称された。時おりしも、政党政治の時代から軍部の台頭へと風雲急を告げていく-。岳父である原田熊雄や、木戸幸一の新証言によって、昭和史の奥の院を描き出す!

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[目次]

  • 第8章 総権益を捨てるか、不拡大を放棄するか-蘆溝橋事件と近衛内閣
  • 第9章 二つの国‐陸軍という国と、それ以外の国がある-防共強化問題
  • 第10章 どこに国を持って行くんだか、どうするんだか-三国同盟と西園寺の死
  • 第11章 太平洋戦争を招く二つの誤算-独ソ開戦と日米交渉
  • 第12章 終戦をめぐって-近衛と原田の死

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 大正デモクラシー・政党政治のころ-原田・西園寺・木戸・近衛
  • 第2章 敢然とファッショの風潮に立ち向かって-浜口遭難と宇垣の野望
  • 第3章 国内と満州と同時にやろう-満州事変と十月事件、五・一五事件
  • 第4章 ファッショに近き者は絶対に不可なり-斎藤内閣と帝人事件
  • 第5章 議会主義の守り本尊・西園寺が牙城-岡田内閣と陸軍の内政干渉
  • 第6章 朕自ラ近衛師団ヲ率イ、此ガ鎮圧ニ当ラン-二・二六事件
  • 第7章 今の陛下は御不幸なお方だ-広田内閣と林内閣

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この本の情報

書名 重臣たちの昭和史
著作者等 勝田 竜夫
書名ヨミ ジュウシンタチ ノ ショウワシ
出版元 文芸春秋
刊行年月 1981.5
ページ数 2冊
大きさ 20cm
ISBN 978-4-16-813024-3
NCID BB16514052
BN01040538
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全国書誌番号
81028014
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言語 日本語
出版国 日本
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