昭和61年11月21日、人間と火山が同居する島、伊豆大島三原山が専門家の予想を遥かに超える規模で噴火した。溶岩流が町へ迫る中での、1万人の大脱出、その後の1カ月に及ぶ避難生活、全面帰島に至るまでの道程を克明にたどり、大自然の脅威と大島住民の人間ドラマを忠実に追う。さらには緊急時の情況や社会体制の整備の有りよう、情報管理の問題等について再検証し、火山・地震災害を考える上での貴重な教訓を導き出す。
「BOOKデータベース」より
参考文献: p252~253
「国立国会図書館デジタルコレクション」より