柴田宵曲 著
晩年を病に呻吟しながら確固とした世界を築いて死んだ子規の生涯を、短歌・俳句・日記に基づき鮮明に描き出す。
「BOOKデータベース」より
宵曲(1897‐1966)は、子規を仰ぎ見るのでもなく、またわが論理で縛るのでもなく、短歌・俳句・随筆等をもとに、ひたすら年代を追って描いてゆく。こうして、客気溢れた青年がやがて病を得、病床六尺の空間に呻吟しながら確固たる世界を築き上げて死ぬまでを、われわれの前に現出させる筆者の腕前には感歎のほかはない。
[目次]
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ