公害報道の原点 : 田中正造と世論形成

山本武利 著

本書は1890(明治23)年ごろから1910(明治43)年ごろまでの足尾鉱毒問題にかんするジャーナリズムの記事、論説と足尾鉱毒問題にかんする世論の動向を分析することを目的としている。被害民、田中正造、ジャーナリズム、鉱山、政府、各政党など鉱毒世論形成主体相互のダイナミックスを把握し、そこにおける鉱毒報道の役割を位置づけてみたい。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 鉱毒報道の開始と鉱毒世論の喚起(鉱毒報道の起源-田中正造の初期議会活動の報道
  • 『読売』、『東日』、『毎日』の論戦と鉱毒世論の喚起
  • 田中正造の末期議会活動と川俣事件の報道)
  • 2 鉱毒報道の全般的展開(具体的事例にみる各紙の鉱毒報道
  • 『毎日』の鉱毒報道の特徴
  • 各紙の鉱毒報道の特徴)
  • 3 『毎日』の鉱毒世論形成戦略と鉱毒世論の沸騰(『毎日』の鉱毒世論形成戦略
  • 鉱毒世論の沸騰
  • 鉱毒世論形成における『毎日』の役割)
  • 4 鉱毒報道の収斂と鉱毒世論の鎮静(鉱毒報道の収斂
  • 鉱毒世論の鎮静)
  • 付論(政治家の田中正造の世論形成戦略
  • 『時事新報』の鉱毒被害民海外移住論)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 公害報道の原点 : 田中正造と世論形成
著作者等 山本 武利
書名ヨミ コウガイ ホウドウ ノ ゲンテン
出版元 御茶の水書房
刊行年月 1986.11
ページ数 264, 5p
大きさ 19cm
ISBN 4275007166
NCID BN0064908X
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全国書誌番号
87013389
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言語 日本語
出版国 日本
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