本シリーズでは、顕微鏡観察の対象となる実験材料を、いつどこで、どうやって採集したらよいか、実験材料はどうすれば飼育・培養できるか、美しく見やすいプレパラートを作るためにはどんな器機器具を用いたらよいか、固定や染色を失敗しないためのコツは何か、写真やスケッチなど観察の記録はどのようにとるのがよいのか、など、顕微鏡を使って観察している人たちが、疑問に思ったり、知りたがったりしている事柄を、わかりやすく解説してあります。第1巻では、顕微鏡の基礎光学と構造および正しい取り扱い方、簡単なプレパラートの作り方、記録の取り方、写真撮影の仕方など、顕微鏡観察全般にわたる基本的な事柄が述べられています。また、テレビやコンピュータと連動させて、顕微鏡の機能を広げる工夫や画像処理にも触れました。
「BOOKデータベース」より