南北戦争のおかげで大金持になった人物が何人もいた-いきなりこんな風にはじまるこの本は、ありきたりの歴史書ではない。カーネギーやロックフェラーら、富と地位をふりまわした大金持連中。正義の仮面をかぶっていたリンカーンやルーズベルトらの政治指導者たち。かれらの本当の姿を暴露し、インディアンや黒人、農民や工場労働者の血や汗の上に築きあげられたアメリカ帝国の真実の歴史を克明に記す。権力機構のからくりを史実をとおして明らかにしながら、命と自由をふみにじられてきた無力な人びとの闘いに光をあてる、新しい「民衆のアメリカ史」。
「BOOKデータベース」より