キッチュ論

石子 順造【著】

1960年代から70年代にかけて、石子順造は一貫して不定形な表現に向かって生き急いでいた。ハプニングやマンガやキッチュ、生活のなかで浮き沈みする俗悪なるもの、制度的な表現からはみ出してしまうそれらの生々しさをみずからの身体性と関らせてつかみとろうとした。誰もがいとも気楽にサブカルチャーを云々するいまこそ、われわれは石子順造を、再び記憶のなかから喚び起す必要がある。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • キッチュ論(キッチュ論ノート
  • 模造・模型の美学
  • 「芸術品のぼろ」の論理
  • 架空の動物
  • 制服のキッチュ
  • 花のキッチュ
  • 動物のキッチュ
  • 写真のキッチュ
  • 煙草・マッチのラベル
  • 銭湯のペンキ絵
  • むかしの看板
  • 歌舞伎の小道具)
  • 俗悪論(「俗悪」論の断章
  • 大衆紙・誌のさし絵
  • 大衆雑誌の表紙絵
  • ピンナップ
  • ピンク映画
  • 強姦の美学)
  • 都市論(模造された天然
  • 都市の表情・顔色
  • 都市の表情・化粧
  • 都市の表情・衣食住
  • 風と生活文化)
  • 俗信論(肖像考
  • 小絵馬
  • 幻の津軽絵馬
  • 民衆の未来祈願
  • 俗信と縁起
  • 丸石神
  • 石を選ぶ直観
  • 俗信と文明
  • 近代日本の母像
  • "おふくろ"の原像)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 キッチュ論
著作者等 石子 順造
書名ヨミ キツチユロン
シリーズ名 石子順造著作集 1
出版元 喇嘛舎;北冬書房
刊行年月 1986.5.10
ページ数 376p
大きさ 19cm(B6)
NCID BN0052098X
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言語 日本語
出版国 日本
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