幾多の人命を奪ったヴェトナム戦争。しかし、それは、いわれるように"アメリカがひき起こした愚劣な戦争"だったのだろうか。本書は、ヴェトナム戦争の真っ只中に就任し、それを終結させたアメリカ第37代大統領が、戦争の発端から、エスカレートしていった経過、そして在任中のさまざまなエピソードを赤裸々に綴りながら"ヴェトナム戦争の神話"ともいうべき誤解の数々を鋭く衝いたものである。"第3世界戦争"を防ぐために、私たちはこの戦争の本当の姿と、その教訓を、正しく知る必要があるのではないだろうか。
「BOOKデータベース」より