今村仁司 著
暴力は、人間の根本的な存在様式である。力を原理とする世界は、スケープゴートを生む。貨幣や支配者が、賎あるいは聖として排除されるのは何によるのか。相互に滲透し共振し合う暴力と理性のダイナミズムを探り、近代的理性に反省を迫りつつ、人類学的方法を普遍的社会理論へと止揚する、力の自然史。
「BOOKデータベース」より
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