「投壜通信」の詩人たち : "詩の危機"からホロコーストへ

細見 和之【著】

難破船から放たれた壜詰の手記-。一九世紀半ばのポーから二〇世紀後半のツェランまで、ヨーロッパには、この「投壜通信」をモティーフとした詩人たちの系譜があった。「西洋の没落」という嵐のもと、反ユダヤ主義の潮流が渦巻くなか、彼らはいかに現実と対峙し、詩を解き放ったのか。言語の壁を越えて展開し、西洋近代文学史に新たな補助線を引く画期的論考。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 エドガー・ポーと美的仮象
  • 第2章 ステファヌ・マラルメと「絶対の書」
  • 第3章 ポール・ヴァレリーとドレフュス事件
  • 第4章 T.S.エリオットと反ユダヤ主義
  • 第5章 イツハク・カツェネルソンとワルシャワ・ゲットー
  • 第6章 パウル・ツェランとホロコースト(上)-「死のフーガ」をめぐって
  • 第7章 パウル・ツェランとホロコースト(下)-「エングフュールング」をめぐって

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 「投壜通信」の詩人たち : "詩の危機"からホロコーストへ
著作者等 細見 和之
書名ヨミ トウビンツウシンノシジンタチ : シノキキカラホロコーストヘ
出版元 岩波書店
刊行年月 2018.3.14
ページ数 310p
大きさ 19cm(B6)
ISBN 978-4-00-061255-5
NCID BB2577435X
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言語 日本語
出版国 日本
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