ひとり空間の都市論

南後 由和【著】

同調圧力が強い日本社会における「ひとり」。彼らが異質な存在としてみなされる一方で、現実の日本の都市には、カプセルホテル、ひとりカラオケ、ひとり焼肉店など、ひとり客向けの商業施設が溢れかえっている。そもそも孤独と自由が背中合わせの都市生活では、「ひとり」でいることこそ、歴史的にも"正常"だったはずだ。今日ではさらに、「ひとり」が存在する空間は、モバイル・メディアの普及を受けて増殖し、新しい形態へと進化を遂げつつある。その新しい特性とは何か。「みんな・絆・コミュニティ」へと世論が傾くいま、ひとり空間の現況と可能性を、いまいちど問い直す。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 『孤独のグルメ』の都市論
  • 第1章 ひとり・ひとり空間・都市
  • 第2章 住まい-単身者とモビリティ
  • 第3章 飲食店・宿泊施設-日本的都市風景
  • 第4章 モバイル・メディア-ウォークマンからスマートフォンまで
  • 終章 都市の「ひとり空間」の行方

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ひとり空間の都市論
著作者等 南後 由和
書名ヨミ ヒトリクウカンノトシロン
シリーズ名 ちくま新書
出版元 筑摩書房
刊行年月 2018.1.10
ページ数 264p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-480-07107-1
NCID BB25255454
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言語 日本語
出版国 日本
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