義経伝説と為朝伝説

原田信男 著

歴史に名をのこす英雄、源義経とその叔父為朝。だが確実な史料は少なく、膨大な「英雄伝説」のみが流布する。とくに義経伝説は主に北海道へ、為朝伝説は琉球へと広まり、彼らの像は大陸の覇者や王朝の始祖的存在へと飛躍を遂げる。なぜそうなったのか?二人の伝説を通して北と南から「日本史」を読み解く、刺激的な一書。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 英雄伝説はどのように生まれたか-北と南の中世(北の義経伝説-東北から蝦夷地へ
  • 南の為朝伝説-南九州から琉球へ)
  • 第2部 英雄伝説はどのように広がったか-近世の変容(海を越える義経伝説-蝦夷地から大陸へ
  • 浸透する為朝伝説-琉球王朝の祖として)
  • 第3部 「史実」化していく伝説-帝国の「英雄」(義経伝説の飛躍-北海道開拓史のなかで
  • 為朝伝説の完成-日本化の根拠に
  • 伝説の領域-北と南の相似性)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 義経伝説と為朝伝説
著作者等 原田 信男
書名ヨミ ヨシツネ デンセツ ト タメトモ デンセツ : ニホンシ ノ キタ ト ミナミ
書名別名 日本史の北と南
シリーズ名 岩波新書 新赤版 1692
出版元 岩波書店
刊行年月 2017.12
ページ数 241,7p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-00-431692-3
NCID BB25149402
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全国書誌番号
23008524
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言語 日本語
出版国 日本
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