日本社会再考

網野善彦 著

日本を農業中心社会とみなす、長年常識とされてきた社会像は、近年つくられた虚像だった-ベストセラー『日本の歴史をよみなおす(全)』で、このことを明らかにした網野史学。この一貫した視点から、本書では「百姓」=「農民」という定説を覆し、実際にはその大きな部分を占めていた「海民」たちの活躍を読み解く。漁業、製塩業に従事するのみならず、広く遠洋交易を営み、企業家的な活動すら行った海民たちは、いかに日本の社会を彩り、形作ってきたのか。史料を駆使してその豊かな世界を掘りおこし、日本史に新たな地平を切り開いた快著。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 海からみた日本社会
  • 第1章 北国の社会と日本海
  • 第2章 瀬戸内海交通の担い手
  • 第3章 太平洋の海上交通と紀伊半島
  • 第4章 西海の海民社会
  • 第5章 中世前期の水上交通-常陸・北下総を中心に
  • 終章 残された課題

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日本社会再考
著作者等 網野 善彦
書名ヨミ ニホン シャカイ サイコウ : ウミ カラ ミタ レットウ ブンカ
書名別名 海からみた列島文化
シリーズ名 ちくま学芸文庫 ア17-7
出版元 筑摩書房
刊行年月 2017.9
ページ数 333p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-480-09814-6
NCID BB2437102X
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全国書誌番号
22967550
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言語 日本語
出版国 日本
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