原稿の下に隠されしもの

久松健一 著

ふたりの原稿の下には「禁秘」がある。そこには毒が仕込まれている。出自にからむあれこれがあり、卑下のなかに虚栄が香り、したたかな戦略もまた見え隠れ。そうした暗部にためらわず手を突っ込み、つかみあげたい-。引用な模倣に目を配り、その有様を具体的に検証することから、創造の原理を考える。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 原稿の下に隠されしもの-遠藤周作から寺山修司まで(遠藤周作から
  • 寺山修司へ)
  • 第2章 無名時代の寺山修司-「チェホフ祭」に至るまでの文学神童の歩み(小学校時代(昭和十七年〜二十三年)
  • 中学時代(昭和二十三年〜二十六年) ほか)
  • 第3章 遠藤周作の秘密-年譜から見えてくるもの(秘密の真価
  • 秘密の淵源 ほか)
  • 第4章 測深鉛をおろす-遠藤周作訳『テレーズ・デスケールー』を繰る(惚れこんだ作品
  • 愛人訳の背景 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 原稿の下に隠されしもの
著作者等 久松 健一
書名ヨミ ゲンコウ ノ シタ ニ カクサレシ モノ : エンドウ シュウサク カラ テラヤマ シュウジ マデ
書名別名 遠藤周作から寺山修司まで
出版元 笠間書院
刊行年月 2017.7
ページ数 307,18p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-305-70830-4
NCID BB23965357
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全国書誌番号
22927154
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言語 日本語
出版国 日本
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