戸籍と無戸籍

遠藤正敬 著

「日本人」とは誰なのか-近代日本において無戸籍者の存在は、家制度をはじめ徴兵、治安、福祉などに関わる政治・社会問題であると同時に、移民、引揚げに関わる国際問題であった。そして現代では家族生活の多様化に伴い、戸籍の必要性そのものが問われている。無戸籍者の歴史的変遷を辿り「日本人」の輪郭を改めて捉え返す労作。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 「無戸籍」とは何か-戸籍がない「日本人」とは
  • 戸籍の役割とは何か-届出によってつくられる「身分」
  • 「無戸籍」という意味-「日本人」の証明なき「日本人」
  • 無戸籍の来歴-古代から近世まで
  • 近代日本戸籍の成立とその背反者
  • 家の思想と戸籍-「皇民」の証として
  • 「社会問題」としての無戸籍問題
  • 無戸籍となった越境者-移民、戦争、戸籍
  • 無戸籍者が戸籍をつくる方法-「日本人」の資格とは
  • 「無戸籍」と「無国籍」-「籍」という観念
  • 戸籍がないと生きていけないのか-基本的人権と戸籍
  • 戸籍がなくても生きられる社会へ

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 戸籍と無戸籍
著作者等 遠藤 正敬
書名ヨミ コセキ ト ムコセキ : ニホンジン ノ リンカク
書名別名 「日本人」の輪郭
出版元 人文書院
刊行年月 2017.5
ページ数 380p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-409-24117-2
NCID BB23673045
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全国書誌番号
22922034
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言語 日本語
出版国 日本
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