帝国・国民・言語

平田雅博, 原聖 編

帝国あるいは近代国家においても、その領域には複数の政治体やネイション(国民・民族)が暮らしており、複数の言語が話されていた。ましてそれぞれの辺境地域では、より錯綜した多言語状況が存在していた。統治する側は、そうした地域の多言語状況をどのように捉え、対応したのか。そしてそこに暮らす人々にどのような結果をもたらしたのかを、検証していく。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 帝国・国民・言語-辺境という視点から
  • 第1部 帝国と言語(スペイン帝国における言語をめぐる政治-ネブリッハの夢と現実
  • なに語で授業を受けるのか?-ハプスブルク君主国の教育制度と辺境都市
  • アイルランド語の緩慢な死-中世から現代までの「長期持続」的観点から
  • 第一次世界大戦前のドイツの国境地域、植民地と帝国日本-学校教育にかんする視察と報告を中心に)
  • 第2部 国民国家の「辺境」と言語(アルザス・ユダヤ人の「同化」と言語-一九世紀前半の初等教育政策を例にして
  • ポーゼン州のドイツ語-歴史的地域の失われた言葉を考える
  • ドイツ人とポーランド人の狭間に生きた人々-マズール人の言語・宗教・民族的アイデンティティ)
  • 第3部 前近代における文化移転と言語の形成(西欧における諸言語の形成と文化移転-ケルト諸語を中心に先史時代から中世初期まで)
  • 言語をめぐる歴史研究-西欧近代の言語社会史

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 帝国・国民・言語
著作者等 原 聖
平田 雅博
書名ヨミ テイコク コクミン ゲンゴ : ヘンキョウ ト イウ シテン カラ
書名別名 辺境という視点から
出版元 三元社
刊行年月 2017.3
ページ数 289p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-88303-418-5
NCID BB23313196
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全国書誌番号
22870176
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言語 日本語
出版国 日本

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