日本人の甘え

曽野綾子 著

待機児童や貧困問題に見る国と社会への認識の甘さ、騒々しく謝罪ばかり求めるメディアの思い上がり、他国や他民族への無理解と独善的な価値判断…近年、あらゆる事象にこの国の体質変化が現れ始めた。「プロとは家の事情を超えて働ける者」「ユートピアとはどこにもない場所」「最悪を基準にものを考える」など、現代人の甘えを問い直し、人の世の道理を説く。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 動物の原則に逆らう覚悟はあるか-待機児童問題が内蔵する嘘
  • 打算的処世術と権威主義の臭い-日本社会の体質変化
  • マスコミの思い上がり、退化、幼児化を憂う-庶民の無言の選択
  • 「理解」は人間性の見事さではない-アラブ的思考を学ぶ
  • 人間が極限の生きる力を出しきる時-難民の現実的困難
  • 痛みに耐えて歩く人々と「道の人」-「小さなパン三個」の精神
  • 自ら選ぶ自由と可能性を贈る-医師が患者を治す意味
  • 日本を許してあげて下さい-国家的対応の限界
  • 目の前に立ちはだかる絶対の障壁-積乱雲の記憶
  • 神は人生のすべての瞬間の立ち会い人-人生の原型
  • 原則を守るためには適用も要る-物事の基本
  • 過保護が心身の免疫力を失わせる-不潔と不純の恵み
  • 破壊的にでなく、穏やかに個性を貫く-服装が語る過去と現在
  • 食事には餌の摂取以上の意味がある-会話とものを大切に
  • 人間のすべてのことは、いつか終焉が来る-人の世の理

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日本人の甘え
著作者等 曽野 綾子
書名ヨミ ニホンジン ノ アマエ
シリーズ名 新潮新書 686
出版元 新潮社
刊行年月 2016.9
ページ数 216p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-10-610686-6
NCID BB22064380
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全国書誌番号
22798604
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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