長生きしても報われない社会

山岡淳一郎 著

長い療養が必要な病気にかかったとして、安静に過ごせる居場所はあるだろうか。「病院から地域へ」という掛け声のもと、地域包括ケアシステム、在宅医療が推奨されているが、その内実は患者をないがしろにするものが多い。そういった環境で、私たちは安心して長生きし、死を迎えることができるのだろうか。在宅医療・介護や看取りの身近な現場から認知症医療、そして地域、自治体、国へと枠を広げながら、日本の医療の問題点とそこに残された可能性を探る。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 在宅医療の光と影(「看取る」から「あやめる」の悲劇
  • なぜ一線を越えてしまうのか ほか)
  • 第2章 亡くなる場所が選べない(「死を待つ家」
  • 「看取り難民」に直面する日本 ほか)
  • 第3章 認知症と共に生きる(地域・家族から見捨てられた人が行き着く先
  • 居心地のよさが落ち着きを生む ほか)
  • 第4章 誰のための地域包括ケアなのか(大都市向けのシステムが地方に
  • 住民による住民のための医療法人 ほか)
  • 第5章 資本に食われる医療(在宅医療はいくらかかるのか?
  • 高額療養費制度という下支え ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 長生きしても報われない社会
著作者等 山岡 淳一郎
書名ヨミ ナガイキ シテモ ムクワレナイ シャカイ : ザイタク イリョウ カイゴ ノ シンジツ
書名別名 在宅医療・介護の真実
シリーズ名 ちくま新書 1208
出版元 筑摩書房
刊行年月 2016.9
ページ数 250p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-480-06915-3
NCID BB22001981
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全国書誌番号
22805133
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言語 日本語
出版国 日本
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