鶴屋南北

郡司正勝 [著]

遊里とかぶきの全盛を経て、文化の衰退と爛熟が肌で感じられた江戸化政期。それは地震・噴火・洪水と、鎖国の綻びの時代でもあった。「四谷怪談」「桜姫東文章」などで知られる四代目鶴屋南北は、奇抜な趣向で当時の「現代」を写しとり、かぶきに新たな地平をひらく。彼は世に何を仕掛けたか。革新とはいかなることか。稀代のかぶき研究者畢生の渾身作。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 発端・「おお南北」か「だい南北」か
  • 南北の肖像
  • 南北の街
  • 劇界に身を投ずる
  • 立作者となる
  • 南北無学説
  • 奇想「鯨のだんまり」
  • 出世作「天竺徳兵衛」
  • 寛政かぶきのリアリズム
  • 小幕作者時代と道化方
  • 南北襲名
  • 生世話の誕生
  • 小説の視覚化
  • 見世物と南北
  • 「桜姫東文章」とその時代
  • 薬と毒薬
  • 「四谷怪談」とその前後
  • 南北独り旅「五十三駅」
  • 死もまた茶番

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 鶴屋南北
著作者等 郡司 正勝
書名ヨミ ツルヤ ナンボク : カブキ ガ ウンダ ムキョウヨウ ノ ヒョウゲン シュギ
書名別名 かぶきが生んだ無教養の表現主義
シリーズ名 講談社学術文庫 2378
出版元 講談社
刊行年月 2016.8
ページ数 221p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-06-292378-1
NCID BB21855937
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全国書誌番号
22776297
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言語 日本語
出版国 日本
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