夢の現象学・入門

渡辺恒夫 著

夢を現実の偽装や幻想としてその解釈・説明をめざすのではなく、体験として、一つの世界として、探求すること。ここに、現象学は本質への遡行を捨て、体験現象そのものの観察実行を宣言する。現実が「世界」なら、夢もまた「世界」である。それぞれに「世界」を成り立たせている構造原理とは何か?夢の中には未来も過去もない、他者にもなれる。夢の実例に即し、その構造を明らかにするための「技法」を紹介。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 入門・初級篇(夢世界の基本的体験構造
  • 誰でも分かる現象学(1)-志向性から見えてくる夢世界の原理
  • タイム・トラベルとしての夢、互いにつながり合った夢
  • 別の時空に誰かとして生きている夢、入れ子構造の夢
  • 自分が二人いる夢)
  • 第2部 中級篇(誰でも分かる現象学(2)-フッサール現象学の基本方法
  • ゲーテの夢、大学生の夢、マッハの自画像-夢の第三者視点の謎
  • 女子学生がカツオになり次に父親になる-他者変身の夢の謎)
  • 第3部 応用篇(誰でも分かる現象学(3)-現象学と「他者」の問題
  • なぜ夢では他の誰かに変身できるのか-現象学的解明
  • 夏目漱石『夢十夜』の現象学的分析・覚書)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 夢の現象学・入門
著作者等 渡辺 恒夫
書名ヨミ ユメ ノ ゲンショウガク ニュウモン
シリーズ名 講談社選書メチエ 628
出版元 講談社
刊行年月 2016.7
ページ数 210p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-06-258631-3
NCID BB21621823
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22771143
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想