マグノリアの花

ゾラ・ニール・ハーストン 著 ; 松本昇, 西垣内磨留美 訳

ハーストンは現代の多くの作家たちにインスピレーションを与えた作家でありかつ文化人類学者。アフリカ系アメリカ人女性としての精神や物語の手法は、多くの作家が受け継ぎ、作品に活かされた。彼女には長編『彼らの目は神を見ていた』があるが、その魅力に手軽に触れることができるのが、ここに集めた短編である。表題の「マグノリアの花」は、川が語るという形式をとった民話のようなつくりで、冒頭から詩的で絵のような情景に引きこまれ、人物描写も戯画的な部分がある。しかし父娘の衝突や民族を取り巻く複雑な感情の描写、情感の把握の確かさ、そして民族の歴史をふまえた作家の意識が見られ、たんなる民話とはかたづけることができない。

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 マグノリアの花
著作者等 Hurston, Zora Neale
松本 昇
西垣内 磨留美
ハーストン ゾラ・ニール
書名ヨミ マグノリア ノ ハナ : シュギョク タンペンシュウ
書名別名 MAGNOLIA FLOWER

珠玉短編集
シリーズ名 フィギュール彩 62
出版元 彩流社
刊行年月 2016.6
ページ数 195p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-7791-7068-3
NCID BB21606036
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全国書誌番号
22746644
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言語 日本語
原文言語 英語
出版国 日本

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