渡瀬淳子 著
15・16世紀の日本。和歌・漢詩文を中心とする古典的教養が、文学の担い手の広がりと共に断片化して伝播していく。その動きは軍語りや御伽草子など新たな非古典的文学ジャンルの展開や外来思想の内在化と共に新たな知の形を創り出していった-最も広く享受されながらも"荒唐無稽"として等閑視されてきた仮名本『曾我物語』に正面から向き合い、その背景にある知の基盤を考察、室町における新たな教養のあり方を明らかにする。
「BOOKデータベース」より
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