謎解き印象派

西岡文彦 著

単なる"印象"を描いたにすぎないという批評家の酷評から、その名がついた印象派。モネのタッチは「よだれの跡」ルノワールの裸婦の色彩は「腐敗した肉」と嘲笑された。当時の人々にとって、印象派の絵は、なぜ下手で下品に見えたのか?そんな不遇の絵画が、今日では、なぜ名画の代表になったのか?そして印象派が、日本で人気の理由とは?モネ、マネ、ドガ、ルノワール…究極の鑑賞術を通して、印象派の謎のすべてに答える画期的入門書。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • はじめに モネは、なぜ「わからない」と非難されたのか
  • 1 モネは、なぜ「下手」と笑われたのか-軽やかな画風が嘲笑された理由
  • 2 印象派はインディーズの元祖だった-印象派展は、なぜ開催されたのか
  • 3 チューブ入り絵の具が印象派を生んだ-印象派はなぜ屋外で絵を描いたのか
  • 4 マネは、なぜ「不道徳」と叱られたのか-リアルなヌードが罵倒された理由
  • 5 画家達のカフェ-皇帝のリューマチが近代都市を生んだ
  • 6 絵画のリゾート-レジャー・ブームが印象派のタッチを生んだ
  • 7 個性のカタログ-印象派の見分け方
  • 8 日本人は、なぜ印象派が好きなのか-明治維新とジャポニスム
  • 9 未完の光-永遠の「今」を求めて

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 謎解き印象派
著作者等 西岡 文彦
書名ヨミ ナゾトキ インショウハ : ミカタ ノ ゴクイ ヒカリ ト シキサイ ノ ヒミツ
書名別名 見方の極意 光と色彩の秘密
シリーズ名 河出文庫 に10-2
出版元 河出書房新社
刊行年月 2016.6
ページ数 16,197p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-309-41454-6
NCID BB21513332
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全国書誌番号
22740868
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言語 日本語
出版国 日本
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