病気と障害は並行して進む。障害が固定してからリハビリテーションを始めるのではなくて、固定する前から治療とリハビリの両方を並行して取り組んでいかなくてはならない。医療と福祉の融合である。「あるべき精神科医療」を長年模索してきた著者が、これまでの変遷を振り返りながら、各章末には「まとめ」を新たに加筆している。本書は、病院医療と地域活動の架け橋となる1冊である。精神科リハビリテーションに関わるすべての方に読んでいただきたい。巻末には、JHC板橋会の寺谷隆子先生、桃山学院大学の栄セツコ先生との対談も収録。
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