石原莞爾の世界戦略構想

川田稔 [著]

満州事変の首謀者であり、希代の戦略家として知られる石原莞爾。太平洋戦争に至る戦前の歴史は、石原を抜きには考えられない。戦後七〇年を経て、石原への関心は衰えることなく、伝記をはじめとする出版物は途切れることがない。ところが、石原の戦略構想を分析・検討したものは、ほとんど見当たらない。本書は、石原の戦略構想を時代状況や陸軍の動向と関連づけて詳しく検討、その行動を紹介するものである。戦略なき国家・日本(それは今も変わらない!)にあって、石原は何を考え、何をしようとしたのか-そこには、歴史の教訓が隠されている。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • プロローグ 柳条湖事件-石原莞爾登場
  • 第1章 満州事変と石原莞爾(1)-南満州占領と陸軍中央
  • 第2章 満州事変と石原莞爾(2)-北満州進出と陸軍中央
  • 第3章 昭和初期の戦略構想(1)-世界最終戦争論と満蒙領有
  • 第4章 昭和初期の戦略構想(2)-日米持久戦争の想定
  • 第5章 参謀本部時代の戦略構想(1)-対ソ連戦備の問題
  • 第6章 参謀本部時代の戦略構想(2)-対中国政策の転換
  • 第7章 日中戦争と石原莞爾(1)-華北での日中衝突
  • 第8章 日中戦争と石原莞爾(2)-全面戦争と石原の失脚
  • エピローグ 太平洋戦争-失脚後の石原莞爾

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 石原莞爾の世界戦略構想
著作者等 川田 稔
書名ヨミ イシハラ カンジ ノ セカイ センリャク コウソウ
シリーズ名 祥伝社新書 460
出版元 祥伝社
刊行年月 2016.4
ページ数 406p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-396-11460-2
NCID BB20956870
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全国書誌番号
22740726
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言語 日本語
出版国 日本
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