謎解き『ハムレット』

河合祥一郎 著

復讐をなかなか行動に移さない優柔不断な哲学青年-われわれが信じてきたハムレット像は、実はロマン主義がつくりあげた虚像にすぎなかった!エリザベス朝時代に息づいていた「ヘラクレス的英雄像」と重ねあわせて読めば、自ら運命に立ち向かい、戦う男というハムレット本来の姿がよみがえる。文学史上、もっとも謎多き作品とされ、その不可解さゆえに「文学のモナ・リザ」「演劇のスフィンクス」とも呼ばれた傑作の驚きの真実を解き明かし、現代のシェイクスピア研究をまったく新たな地平へと導いた名著。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 『ハムレット』の謎を解く意味-序に代えて
  • 第2章 ハムレットは優柔不断な哲学青年か?-ロマン主義解釈の誤り
  • 第3章 なぜ復讐を遅らせるのか?-TO BE,OR NOT TO BEの表すもの
  • 第4章 鏡としての演劇、ルネサンスの表象-奇妙な視点、パスペクティブ
  • 第5章 「弱き者、汝の名は女」とは?-ルネサンス人間観のもたらすもの
  • 第6章 ハムレットの狂気とは?-「尼寺へ行け」に篭められているもの
  • 第7章 『ハムレット』最大の謎-復讐するは我にあり

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 謎解き『ハムレット』
著作者等 河合 祥一郎
書名ヨミ ナゾトキ ハムレット : メイサク ノ アカシ
書名別名 名作のあかし
シリーズ名 ハムレット (戯曲) カ40-1
ちくま学芸文庫 カ40-1
出版元 筑摩書房
刊行年月 2016.3
ページ数 270p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-480-09719-4
NCID BB20900140
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全国書誌番号
22719806
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言語 日本語
出版国 日本
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