菅野覚明 [著]
厖大多岐にわたる吉本隆明の著作や活動のすべての根源は、初期の一編の詩にもとめられる。詩「固有時との対話」を詳細に徹底的に読み解き、初期の論考から『共同幻想論』『言語にとって美とはなにか』などの主著、そして晩年に至るまでの、一貫した思想を浮き彫りにした名著。近代日本の自我の問題を考え抜いた稀有な詩人哲学者の思索の本質とは。
「BOOKデータベース」より
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