清水幾太郎

庄司武史 著

二〇世紀を「昭和」という時代と共に歩んだ清水幾太郎。一つの立場に固執することのなかったその奔放な軌跡の背後には、コントやデューイとの出会いを契機に形成された彼自身の思想があった。戦争、機械文明、日米安保、大震災-時代の情勢に向き合いながら、清水はいかに思索と行動を重ねたのか。本書では、才気煥発、博覧強記の清水が残した膨大な著作・論考の読解から、思想家・清水幾太郎の実像に迫る。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 批判的社会学者として(社会学とマルクス主義とのはざまで
  • 初期のオーギュスト・コント研究
  • 社会学成立史の問題と『社会と個人』構想
  • 清水周辺のコント研究)
  • 第2部 思想家として立つ(デューイ受容とその解釈
  • 結ばれたデューイとコント
  • 社会集団論と市民社会論)
  • 第3部 現実との苦闘のなかで(戦時下の現実-昭和研究会と読売新聞社論説委員
  • 戦後「啓蒙」の寵児-再建の時代
  • 思想としての機械時代-清水の戦後社会観
  • 六〇年安保の思想前史-内灘の理想と現実
  • 一九七〇年代の地震論-「地震後派」の環境観
  • 衰えなかった気概-時代の移り変わりとともに
  • 書き手として、紹介者として-文章論と翻訳
  • 浮かび上がる思想家・清水幾太郎)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 清水幾太郎
著作者等 庄司 武史
書名ヨミ シミズ イクタロウ : イサイ ノ ガクショウ ノ シソウ ト ジッセン
書名別名 異彩の学匠の思想と実践
シリーズ名 人と文化の探究 11
出版元 ミネルヴァ書房
刊行年月 2015.10
ページ数 407,4p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-623-07418-1
NCID BB19736287
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全国書誌番号
22629264
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言語 日本語
出版国 日本
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