「地形」で読み解く世界史の謎

武光誠 著

古代の農耕は、雨の多い熱帯ではなく、乾燥地域のオアシスで盛んだった。実は雨の多い地域では、雑草や樹木の成長が活発なため、大木を切って農地を開発し、作物だけを育成することは難しいのだ。反対に乾燥地域は、水さえ確保できれば、容易に作物を育てることができる。本書は、このような世界史における地政学的な謎を解くもの。学校では教えてくれない生の世界史がわかる!

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 なぜ乾燥地にあるシルクロードが東西交易路として栄えたのか
  • 第2章 なぜモンゴルは短期間でユーラシア大陸の大半を支配できたのか
  • 第3章 穀物がほとんど採れないギリシアで、なぜ古代文明が興ったのか
  • 第4章 イスラム教はなぜ、インドや東南アジアまで急速に広まったのか
  • 第5章 なぜインドの南方には有力な政権が生まれなかったのか
  • 第6章 なぜ中国王朝は南北に分かれることが多いのか
  • 第7章 なぜ辺境の四川が、前漢の劉邦や蜀の劉備の本拠地になったのか
  • 第8章 なぜ朝鮮半島には、七世紀末まで統一国家が生まれなかったのか
  • 第9章 森林に覆われた西ヨーロッパがなぜ十一世紀以後急速に発展したのか
  • 第10章 なぜ超高地のアンデスに文明が生まれたのか
  • 第11章 アメリカ西部が十九世紀に意欲的に開拓されたのはなぜか
  • 終章 地形からみえてくる世界史の流れ

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 「地形」で読み解く世界史の謎
著作者等 武光 誠
書名ヨミ チケイ デ ヨミトク セカイシ ノ ナゾ
シリーズ名 PHP文庫 た17-17
出版元 PHP研究所
刊行年月 2015.8
ページ数 285p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-569-76391-0
NCID BB19488039
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全国書誌番号
22628539
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言語 日本語
出版国 日本
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