大森荘蔵-哲学の見本

野矢茂樹 [著]

隣の部屋のテーブルは、誰も見ていなくてもある、つまり、知覚されていなくても物はある。私は他人の痛みを痛むことはできない、他人の心のありようは知りえない-物と知覚、他我問題など哲学の根本問題と切り結び、独自の思索を展開した大森荘蔵。「その全身で自らの思索を刻んでいく姿を描き出し」た、哲学の魅力あふれる一冊。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 「超越」という問題(物と知覚
  • 電子の存在
  • 他我問題
  • 知覚像語の構成)
  • 2 無限集合を生成する言葉(二元論批判
  • 「超越」の正体
  • 知覚因果説への応答
  • 物と知覚の重ね描き)
  • 3 立ち現われ一元論への転回(「心の作用」の否定
  • 知覚と思い
  • 世界そのものが立ち現われる
  • 立ち現われの虚と実)
  • 4 立ち現われの風景(想起と過去
  • 四次元宇宙と有情の世界
  • 重ね描き・無脳論・脳透視
  • 他我の虚想とアニミズム)
  • 5 言語的制作の可能性(語り存在
  • 過去の制作
  • 経験の時間と制作された時間
  • 自我と他我)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 大森荘蔵-哲学の見本
著作者等 野矢 茂樹
書名ヨミ オオモリ ショウゾウ テツガク ノ ミホン
シリーズ名 再発見日本の哲学 2309
講談社学術文庫 2309
出版元 講談社
刊行年月 2015.7
ページ数 295p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-06-292309-5
NCID BB19091975
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全国書誌番号
22595896
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言語 日本語
出版国 日本
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