テロルと映画

四方田犬彦 著

2001年のアメリカ同時多発テロ事件後、ハリウッドをはじめ世界各国で、テロリスムを主題とする映画が数多く製作されている。現在にいたるまでの半世紀、映画は凄惨な暴力をいかに描いてきたのか?本書は、テクノロジーの発展やテロリストの内面など、多様な観点からブニュエルや若松孝二、ファスビンダーらの作品を論じ、テロリスムと映画の関係性をとらえ直す。それは、芸術の社会的な意味を探る試みでもある。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 暴力のスペクタクル-メディアのなかのテロル
  • 第2章 他者の脅威-勧善懲悪を超えて
  • 第3章 テロリストの内面-自己顕示欲と実存
  • 第4章 ブニュエルの悲嘆-爆弾の遍在
  • 第5章 若松孝二の怒り-少年の孤独
  • 第6章 ファスビンダーの嘲笑-管理社会における不毛な演技
  • 第7章 ベロッキオと夢の論理-歴史と想像的なるもの
  • 終章 哀悼的想起としての映画-テロルの廃絶に向けて

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 テロルと映画
著作者等 四方田 犬彦
書名ヨミ テロル ト エイガ : スペクタクル ト シテ ノ ボウリョク
書名別名 スペクタクルとしての暴力
シリーズ名 中公新書 2325
出版元 中央公論新社
刊行年月 2015.6
ページ数 201p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-12-102325-4
NCID BB18903587
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22611213
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想