マルセル・プルースト 著 ; 角田光代, 芳川泰久 編訳
作家志望の「ぼく」が味わう苛烈な恋、そして「時」の不思議。マルセル・プルースト『失われた時を求めて』は、原著で全七巻、翻訳では原稿用紙にして一万枚まど、文庫本にして十冊以上になる。本書は、小説家とフランス文学者の手によって、有名なエピソードや場面はあたう限り残しつつ、プルーストのエッセンスと雰囲気を損なわずに、否、むしろ濃厚にくっきりと香り立つようにした約一千枚の縮約版である。
「BOOKデータベース」より
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