戦後日本の教育構造と力学

河野員博 著

戦後教育界における改革・試行の経緯は、その多くが当初の目的に反して次第に矮小化し、さらに全社会的な構造変動に翻弄された教育現場は、萎縮して自主性を発揮することなく、総じて曖昧なまま主体的ベクトルを喪失しているのではないか。こうした「決着なき決着」の行く手を憂い、政・官・財の「教育」トライアングル剔抉に迫った本書は、教育界の実態追究を通じ我々の奮起を促す警世の書である。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • ウォルフレンの日本教育論
  • 第1部 教育と病理(日本の教育問題
  • 学級崩壊と学力低下
  • 世代論から見た教育
  • 教育論争のリアル)
  • 第2部 教育と歴史(2・26事件に見る世代論的考察
  • 日本占領とGHQ知日家群像
  • 大学一般教育の戦後史
  • 高校多様化と教育政策の迷走)
  • 第3部 教育と科学(科学批判への社会学的視座
  • 教育社会学のミクロ理論とマクロ理論
  • R.コリンズの教育社会学理論
  • 科学社会学の日本的導入と展開)

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この本の情報

書名 戦後日本の教育構造と力学
著作者等 河野 員博
書名ヨミ センゴ ニホン ノ キョウイク コウゾウ ト リキガク : キョウイク トライアングル シンワ ノ ヒサン
書名別名 「教育」トライアングル神話の悲惨
出版元 東信堂
刊行年月 2015.3
ページ数 262p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-7989-1292-9
NCID BB18359245
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全国書誌番号
22560478
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言語 日本語
出版国 日本
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