亡国の集団的自衛権

柳澤協二 著

安倍政権は、集団的自衛権の行使容認をめざして、着々と足場を固めている。戦後七〇年間続いてきた「憲法九条」体制も、大きく揺らいでいる。著者は、イラク戦争時に、小泉、安倍(第一次)、福田、麻生の四代の総理大臣の下、自衛隊海外派遣のための法整備と現場指揮を主導した、元防衛官僚である。「立憲主義」への挑戦ともいうべき現政権の安全保障政策を、豊富な事例を挙げながら徹底批判。わが国でもっとも戦争を知る人物だからこその、国際紛争の現実に即した説得力のある議論を展開!

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 集団的自衛権の視点(真の政策目標はどこにあるのか
  • 自衛隊を出動させることの重み ほか)
  • 第1章 集団的自衛権と日米ガイドライン改定の行方(ガイドライン改定中間報告
  • イスラム国・中国・北朝鮮とガイドライン
  • 政治が先か軍事が先か)
  • 第2章 七月一日閣議決定のおかしさ(従来の政府見解との乖離
  • 現実性のない事例
  • 効かない歯止め)
  • 第3章 バラ色の集団的自衛権(「普通の国」とは何か
  • 何を抑止するのか?
  • 抑止力を高めて日本を平和にする? ほか)
  • 第4章 国際情勢はどう変わったか(戦争をめぐる要因・戦争のやり方
  • 「米国による平和」の行方
  • 米中の力関係 ほか)
  • 第5章 集団的自衛権は損か得か(日米同盟のバランス感覚
  • 米中対決のシナリオと日本の役割
  • 日中戦争とアメリカの対応)
  • 第6章 世界の中でどう生きるか-今日の「護憲」の意味(日本とは、どういう国か
  • 日本のパワーの源泉と弱点)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 亡国の集団的自衛権
著作者等 柳澤 協二
書名ヨミ ボウコク ノ シュウダンテキ ジエイケン
シリーズ名 集英社新書 0774
出版元 集英社
刊行年月 2015.2
ページ数 190p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-08-720774-3
NCID BB18015111
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22539053
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想