今村楯夫, 真鍋晶子 著
ヘミングウェイとパウンドはともにアメリカに生まれ、人生の大半を外国に暮らした。ふたりは事物を直視し、極限まで文字を削り、言葉の響きに耳を傾け、言葉を紡いだ。時間はたえず現在にありながらも意識は時間を遡行し、過去は現在と共振し、新たな時空を生み出した。定型を打ち破り、常に実験的な挑戦を続けた。そのふたりがヴェネツィアで交錯する。しかし、それは地理的空間的な交錯であり、ともにヴェネツィアを謳うという芸術的で精神的な交感であった。
「BOOKデータベース」より
[目次]
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ