植民地朝鮮における米穀検査制度の展開過程

李熒娘著

[目次]

  • 目次 / p1
  • 序論 / p1
  • 第1章 米穀輸出商による「自主的」米穀検査 / p7
  • 第1節 開港から日清戦争期の朝鮮米輸出 / p7
  • (1)朝鮮米の輸出 / p8
  • (2)輸出米の改善策 / p10
  • 第2節 日清戦後から日露戦争期の米穀検査制度の導入 / p15
  • (1)輸出米の推移 / p15
  • (2)玄米輸出の強化 / p17
  • (3)米穀輸出商の組織化と「産米改良」-朝鮮商との取引円滑化と米の検査- / p23
  • 第3節 日露戦後から「日韓併合」における「自主的」検査制度 / p34
  • (1)輸出米推移 / p34
  • (2)検査制度の実施 / p37
  • 第4節「日韓併合」から道営検査前 / p39
  • (1)輸移出米の推移 / p40
  • (2)米穀商による検査実施 / p40
  • (3)実施上の問題 / p46
  • 第5節 小括 / p47
  • 第2章 道営検査制度の成立-第1次大戦期- / p68
  • 第1節 朝鮮総督府の米穀検査制度の実施 / p68
  • (1)背景-日本米穀市場の制度的変化- / p68
  • (2)検査の形態と決定過程 / p72
  • (3)検査規則の主な内容 / p75
  • 第2節 全国的道営化(1917年)への改正 / p77
  • (1)背景-検査実施当初における日本市場での反発及び批判- / p77
  • (2)改正米穀検査規則の内容と実施 / p79
  • 第3節 植民地朝鮮の農政と品種改良策 / p82
  • (1)品種改良策の課題 / p83
  • (2)改良品種の普及政策 / p84
  • (3)改良品種と輸移出米 / p88
  • 第4節 道営検査制度の実施の影響 / p90
  • (1)地主小作関係の変化 / p91
  • (2)精米業の発達 / p97
  • (3)取引での変化 / p100
  • (4)朝鮮流通米の二重構造 / p101
  • (5)日本米穀市場での変化 / p103
  • 第5節 小括 / p105
  • 第3章 「産米増殖計画」実施と道営玄米検査制度の厳密化-1920年代- / p124
  • 第1節 第1期「産米増殖計画」と検査規則の改正 / p124
  • (1)背景 / p124
  • (2)改正の内容 / p125
  • (3)白米検査 / p127
  • 第2節 第2期「産米増殖計画」と玄米検査規則の厳密化 / p128
  • (1)背景 / p128
  • (2)改正の内容 / p130
  • (3)乾燥問題 / p132
  • (4)品種表記と重量表示の追加 / p134
  • 第3節 受検と地主 / p135
  • (1)受検の概況 / p135
  • (2)地主と受検 / p137
  • 第4節 検査制度と朝鮮米穀生産・流通過程の変化 / p139
  • (1)1920年代における品種改良の展開 / p139
  • (2)大規模精米所の発達 / p154
  • 第5節 日本米穀市場における朝鮮米 / p160
  • (1)大阪米穀市場における朝鮮米 / p161
  • (2)東京米穀市場における朝鮮米 / p165
  • (3)日本米穀産地の対応 / p169
  • 第6節 農業恐慌下の「玄米検査等級改正」の要求 / p174
  • (1)朝鮮米穀商の動き / p175
  • (2)日本米穀商の要求 / p180
  • 第7節 小括 / p183
  • 第4章 玄・白米検査制度の国営化 / p200
  • 第1節 実施までの経緯 / p200
  • (1)背景 / p200
  • (2)各道の事情 / p202
  • (3)重量制実施の要求 / p206
  • 第2節 国営検査の内容と実施 / p208
  • (1)国営検査の特徴と規則の内容 / p208
  • (2)検査実施と生産者の負担 / p212
  • 第3節 国営検査実施後の日本米穀市場での朝鮮米 / p214
  • (1)朝鮮玄米取引の変化 / p214
  • (2)移出白米の増加 / p215
  • (3)日本米穀市場の「鮮白ボイコ」の展開 / p219
  • (4)日本の胚芽米と七分搗米の奨励と朝鮮米 / p227
  • (5)日本産米と朝鮮米との市場競争-東京米穀市場を中心に- / p229
  • 第4節 1930年代における朝鮮産米の「産米改良」 / p231
  • (1)農事試験場南鮮支場での育種事業 / p231
  • 第5節 輸移出米の飛躍的増加と朝鮮の食糧事情 / p235
  • 第6節 小括 / p237
  • 第5章 籾検査の実施 / p250
  • 第1節 背景 / p250
  • 第2節 籾検査の実施過程 / p253
  • (1)希望検査の実施 / p253
  • (2)強制検査実施前の動向 / p256
  • (3)籾検査の実施 / p260
  • 第3節 共同販売の実施 / p269
  • (1)籾検査以前の共同販売の状況 / p269
  • (2)共同販売の本格的展開 / p272
  • (3)斡旋団体の対立 / p274
  • 第4節 籾検査と地主・小作農 / p278
  • 第5節 取引面等への影響 / p281
  • 第6節 精米業の変容 / p284
  • (1)背景 / p284
  • (2)資本の合同化 / p286
  • (3)多角的経営 / p287
  • 第7節 小括 / p288
  • 第6章 戦時体制下の食糧政策と米穀検査制度 / p303
  • 第1節 戦時食糧政策の成立と玄米検査の弱化 / p304
  • (1)戦時食糧政策の成立と輸移出米の統制 / p304
  • (2)「昭和16米穀年度食糧対策」とその実施 / p311
  • 第2節 戦時食糧政策の強化と銘柄の単純化 / p322
  • (1)食糧増産計画の更新と農村再編成計画 / p322
  • (2)「昭和17米穀年度食糧対策」 / p325
  • (3)「昭和18米穀年度食糧対策」 / p332
  • (4)精米業の動向 / p341
  • 第3節 食糧管理令下の米穀政策と米穀検査制度の改編・銘柄の廃止 / p343
  • (1)食糧営団の構造とその機能 / p343
  • (2)食糧供出と増産の強化策 / p346
  • (3)農業生産責任制と地主 / p349
  • (4)検査制度の改編と銘柄の格差の廃止 / p353
  • 第4節 小括 / p356
  • 結論 / p384

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 植民地朝鮮における米穀検査制度の展開過程
著作者等 李 熒娘
書名ヨミ ショクミンチ チョウセン ニ オケル ベイコク ケンサ セイド ノ テンカイ カテイ
出版元 中央大学出版部
刊行年月 2015.1
ページ数 xiii, 330p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-8057-2183-4
NCID BB17954651
※クリックでCiNii Booksを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想