近世スコットランドの王権

小林麻衣子 著

イギリス内戦の萌芽が看取される専制君主として、否定的に捉えられてきた近世スコットランドのジェイムズ六世。本書では、「君主の鑑」として描く四つの君主像と実践的視点という、近代ヨーロッパの国家形成につながるジェイムズ六世の王権論を体系的に分析する。王権神授説の提唱者という従来の一面的な捉え方から脱し、ルネサンス君主としてジェイムズ六世の思想を明らかにする一冊。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 ジェイムズ六世の王権論
  • 第1章 一六世紀スコットランドの政治と社会
  • 第2章 ジェイムズ六世の王権神授論-神聖な王
  • 第3章 征服による世俗的王権-領主としての王
  • 第4章 ルネサンス期の「君主の鑑」と道徳論-有徳な王
  • 第5章 ジェイムズ六世とマキァヴェッリの統治論-統治する王
  • 終章 近代国家形成につながる政治的リアリズム

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 近世スコットランドの王権
著作者等 小林 麻衣子
書名ヨミ キンセイ スコットランド ノ オウケン : ジェイムズ ロクセイ ト クンシュ ノ カガミ
書名別名 ジェイムズ六世と「君主の鑑」
シリーズ名 MINERVA西洋史ライブラリー 104
出版元 ミネルヴァ書房
刊行年月 2014.10
ページ数 286,27p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-623-07109-8
NCID BB1712657X
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22496354
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想