老いの味わい

黒井千次 著

七十代後半の坂を登り切り、八十歳を超えた作家が見つめる老いの日々。身の回りには、薄い横線で消された名前の目立つ住所録。バッグは肩からすべり落ち、タタミから立ち上がるのに一苦労。そして頭に浮かぶ疑問は、なぜ歳を取ると何事も億劫になるのか、病気の話にかくも熱が入るのか、「ピンピンコロリ」は本当に理想なのか-。一年一年、新しい世界と向き合って歩む日常と思考を丹念に描いた、心に響くエッセイ。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 人生ノートの余白(歳月重ね、捨て難き物たち
  • 無為の一日の後味 ほか)
  • 2 老いとは生命のこと(ゆとりと怠惰、元気と焦りの間で
  • 何もない平面の恐怖 ほか)
  • 3 古い住所録は生の軌跡(物忘れが叶える境地
  • その時、こちらはもう… ほか)
  • 4 転ばぬ先の前傾姿勢(八十代初頭の若さとは
  • 転ばぬ先の前傾姿勢 ほか)
  • 5 年齢は常に初体験(幼児の年齢、老人の年齢
  • キカイ馴染まぬ喫茶店 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 老いの味わい
著作者等 黒井 千次
書名ヨミ オイ ノ アジワイ
シリーズ名 中公新書 2289
出版元 中央公論新社
刊行年月 2014.10
ページ数 237p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-12-102289-9
NCID BB16929193
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全国書誌番号
22507442
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言語 日本語
出版国 日本
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