戦後韓国と日本文化

金成玟 著

韓国社会は日本とどのように出逢ってきたのか。日本的なものとしての「倭色」が禁止された独立直後から、「日韓関係」が築かれるなか、「日本大衆文化禁止」が新たに構築・遂行された六〇‐八〇年代、その「禁止」が解体された九〇年代を経て、逆に「韓流」現象が起きた二〇〇〇年代に至るまで、日本の文化や商品はどのように越境し続けたのか。冷戦の文化、近代化、グローバル化の問題圏のなかでこれを論じ、国境を越えた日韓の文化空間のなかにある「否認と欲望のダイナミズム」を鮮かに解き明かす、新しい文化批評の誕生!

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 「禁止の時代」と日韓
  • 第1部 「日本大衆文化禁止」の歴史的条件(「倭色」の意味と「禁止」の形成
  • メディアとしての「アメリカ」と「禁止」の交錯)
  • 第2部 「日本大衆文化禁止」の時代(「電波越境」の重層と「禁止」のメカニズム
  • 「メディア」をめぐる欲望と「禁止」の再生産)
  • 第3部 「日本大衆文化禁止」の解体過程(「グローバル化」の拡張と「禁止」の転換
  • 「文化交流」の遂行と「禁止」の方向)
  • 「禁止のメカニズム」は越えられるか

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 戦後韓国と日本文化
著作者等 金 成玟
金 成〓
書名ヨミ センゴ カンコク ト ニホン ブンカ : ワショク キンシ カラ ハンリュウ マデ
書名別名 「倭色」禁止から「韓流」まで
シリーズ名 岩波現代全書 045
出版元 岩波書店
刊行年月 2014.10
ページ数 239p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-00-029145-3
NCID BB16865512
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全国書誌番号
22497475
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言語 日本語
出版国 日本
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